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SGレースについて
SGレースとは
スペシャルグレートの略で通称SG(エスジー)と言われるボートレースの格付けとして最高峰のクラスに位置する競走になります。
つまり、優勝賞金の高いレースになります。
SGレースは年間9つあり、各レースは毎回同一の競艇場で開催されるわけではなく、持ち回りで開催されるようになっています。
各SGレースの出場条件などには違いがあります。
今回はその9つのSGレースについて簡単にご紹介します。
ボートレースクラシック(総理大臣杯)
正式名称は「鳳凰賞」です。
出場資格ですが、2010年までは昨年のSGとG1の優勝者が対象でしたが、2010年からG2の優勝者も出場資格が与えられるようになった。
年明けで一番最初(3月)に行われるSGレースです。
【優勝賞金】
3500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)前年のSG、GI、GII優勝者及び優勝回数上位者
(但し、2012年まで新鋭王座決定戦競走と女子王座決定戦競走、2013年から地区選手権競走は当年の優勝者)
(4)前年の優勝回数上位選手
※A1選手でなくても条件を満たしていれば出場可能
ボートレースオールスター(笹川賞)
別名「笹川賞」と言われているレースです。
レース名の通りに選手のファン投票が行われ、上位になった選手は出場することができます。
そのため、他のSGレースに比べて、女性レーサーが出走しやすいレースと言えます。
このレースは初日の最終レースが盛り上がりを見せてくれます。理由としては、ファン投票で上位1~6位になった6選手が組まれ、勝負をするからです。
ファン投票の投票期間は1月下旬~2月下旬となっています。
【優勝賞金】
3500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)当年の総理大臣杯競走の優勝者
(4)ファン投票上位者
(5)選考委員会の選出選手
グランドチャンピオン決定戦
今レースはSG常連選手のみが出場できるレースになっています。
開催前年の4月1日から開催年の3月31日までに行われたSGでの獲得ポイントなどで出場できる選手が決まるレースです。
そのため、SGレースに出場したことのない選手がこのレースに出場することはありません。
【優勝賞金】
2500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)当年の笹川賞競走の優勝者
(4)前年4月から当年月までSGの優勝戦完走者・予選得点上位者
オーシャンカップ
前年5月1日から当年4月30日までのGIおよびGII競走の優勝戦における着順点上位選手が出場することができるレースです。
特にこれといった条件などありませんが、基本的に今レースはナイターでの開催が多くなっています。
【優勝賞金】
2500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)当年のグランドチャンピオン決定戦競走の優勝者
(4)前年の5月1日から当年の4月30日までのGI、GII競走の優勝戦着順点上位者
※A1級でなくても出場可
ボートレースメモリアル(モーターボート記念)
夏に行われるSGレースで特にこれといった条件があるレースではない。
過去に優勝戦で2艇がフライングをしてしまい、10億円以上の損害があったことがあるレースにななります。
グランドチャンピオン決定戦、オーシャンカップに比べて、優勝賞金が1000万多い3500万円となるレースです。
【優勝賞金】
3500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)当年のオーシャンカップ競走の優勝者
(4)開催競艇場を除く各競艇場の推薦者(各2人)と開催施行者の推薦者
ボートレースダービー(全日本選手権)
正式名称はボートレースを運営している国土交通省の名が付けれらた「国土交通大臣旗争奪全日本選手権競走」です。
今回のレースは勝率の高い選手が出場することができます。
開催前年の8月1日から開催年の7月31日までの期間で、開催年の後期A1級であることと160走以上の出走回数がある選手の勝率が高い選手は出場可能となるレースです。
【優勝賞金】
3500万円
【出場条件】
(1)前年度優勝者
(2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者
(3)当年のモーターボート記念競走の優勝者
(4)前年8月1日から当年7月31日までの勝率上位者
チャレンジカップ
賞金王決定戦前の最後のSGレースです。
開催理由としては、競艇界の盛り上げが理由で作られたSGレースと言われています。
【優勝賞金】
2500万円
【出場条件】
(1)当年1月1日から10月31日までの年間獲得賞金ランキングの上位32名
グランプリ(賞金王決定戦)
競艇で一番盛り上がるレースですね。
今年一年で活躍した選手のみが出場できるレースとなっていますので、どの選手も聞いたことのある選手の名ばかり。
優勝賞金も別格です。
ここで優勝した時点で今年一年で競艇界で一番稼いだ選手だと言って間違いありません。
出場できる選手は年間獲得賞金ランキングの上位18名となっています。
同日に開催されるグランプリシリーズ戦というSGレースもあり、そのレースは年間獲得賞金ランキングの19位から66位の選手が出場できるレースが行われています。
【優勝賞金】
1億円
グランプリシリーズ戦は1600万円
【出場条件】
(1)当年1月1日から11月30日若しくはチャレンジカップの優勝戦終了日までの年間獲得賞金ランキングの上位18名
グランプリシリーズ戦は当年1月1日から11月30日若しくはチャレンジカップの優勝戦終了日までの年間獲得賞金ランキングの19位から66位
まとめ
このように年間SGレースが行われています。
出場条件などを見てみると、強い選手がいる限りSG出場枠に入ることすら難しい世界ですね。
SG出場条件を獲得するまでもかなり遠き道のりの世界。
競艇選手で稼げる選手になるのはほんのひと握りということがわかりますね。