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王冠
地元寺田が当地周年連覇へ
1月に2020年最初のGI・開設66周年記念を行った徳山で、今度は「徳山クラウン争奪戦・開設67周年記念」が行われる。前回覇者の寺田祥(山口)は3月のGIII企業杯でも優勝していて当地では圧倒的な強さを誇る。当然、今回もV候補の筆頭だ。
白井英治(山口)も今大会はリベンジに燃えている。当地66周年ではまさかの予選敗退。3月のSGクラシックでは途中帰郷とリズムが噛み合わない部分もあったが、唐津66周年で優出3着、下関65周年でVと、勢いに乗れば相変わらずの破壊力で、12大会ぶりのクラウン戴冠を目指す。 この地元2強のほか、次の世代を担う原田篤志(山口)、竹田辰也(山口)がGI初Vを目指して登場。アグレッシブな走りで地元水面を沸かせそうだ。
松井が勝てば記念24場制覇王手
注目は松井繁(大阪)だ。2月の一般戦で当地初V。これで23場で優勝し全場制覇に王手。今度はこの周年記念を制して、全場での記念(GI以上)制覇にもリーチをかけたいところだ。 また、若手勢も好調組が集結。中でも、次走にSGオールスターを控える木下翔太(大阪)、上田龍星(大阪)は、今大会でも存在感を猛アピールしたい。 なお、当地では5月9日からの開催でモーターが更新となり、今大会は新モーターの2節目。相場も素性もはっきりしないので、モーター抽選時の優劣はないものの、その真っさらなモーターをいかに早く自分の色に染められるかがポイント。そういう意味では当地との相性が良い桐生順平(埼玉)、毒島誠(群馬)、池田浩二(愛知)、坪井康晴(静岡)、今垣光太郎(福井)らに注目だ。
今大会もイン有利変わらず
毎年、春の終わりから初夏にかけて時折、強めのホーム追い風が吹くことがある。干潮時でも捲りが流れるケースが増えそう。ただ、潮が高い日が続く3〜4月に比べれば、この67周年を境に落ち着いたコンディションの日が増える。満潮時に決まりやすかった2、3コースの差しは、5月以降は少なくなりそうで、梅雨前まではインの信頼度がより高まる。今大会もイン有利がセオリーだ。 とはいえ、1日の中での干満の差は相変わらず激しい。スタートに苦労する選手が増える可能性は高い。各選手のスタート勘がどうかは入念にチェックしておきたい。
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徳山のモーニング開催は予選期間中の第1〜4レースで、1号艇シード戦を組んでいる。
第1レースは進入固定の1号艇1強戦。第2レースは得点増しレースでA1級、A2級と機力好調なB級が激突。第3レースは1号艇のほか、2〜3人のA級が組まれる軸固定の2、3着混戦番組。
そして第4レースが1号艇にA1級、2号艇にA2級の完全本命番組だ。 舟券はもちろんイン中心に買うのがベター。ただ、そんなガチガチのレースほど、荒れた場合の破壊力は凄い。
実際に艇界最高配当の68万2760円(11年5月22日)と歴代3位の59万5550円(19年1月16日)はともにモーニング開催の第2レースで飛び出している。
そこまでではなくとも、1号艇が負ければ万舟券は濃厚。
満潮時に強めのホーム追い風が吹いているなら2コースの差し、また、機力やスタートが好調な選手が3、4号艇にいる場合も捲り決着での高配当チャンスだ。
ドリーム戦出場予定選手
5月16日「クラウンドリーム」
1号艇:今村豊選手
2号艇:今垣光太郎選手
3号艇:桐生順平選手
4号艇:寺田祥選手
5号艇:井口佳典選手
6号艇:池田浩二選手
5月17日「すなっちドリーム」
1号艇:毒島誠選手
2号艇:松井繁選手
3号艇:田村隆信選手
4号艇:白井英治選手
5号艇:坪井康晴選手
6号艇:茅原悠紀選手